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ジュリア スタータリレー交換

2022-09-01

「ほーれ! ポチッとな!」

と元気にエンジンスタータボタンを押すも、ウンスンです。
虚しくメータの針が上下し、インフォモニタが起動した だけでした。

先人のレポートによると、バッテリが正常な場合は

スタータリレーが怪しい

というわけで、スタータリレーを交換してみましょう!

まずは注意。
どうも、リレーの位置はグレードや出荷国によって違うらしい。
私のモデルは、2019年式 ヴェローチェ 日本仕様 右ハンドル AT です。

必要な工具と部品

  • リレー 12V30A 汎用品でOK。応急処置では後述のリヤデフロスタリレーとか。
  • シャコタン用ジャッキ
  • T25のトルクスビットとドライバ
  • 2番の+ドライバ(スタビが良いと思う)
  • 10mmのメガネかソケットレンチ
  • 内装のピン外し
  • ホイールボルト締め付けのためにトルクレンチ と 17mmのソケット、十字レンチ
  • 勢いと気合いと折れない心
  • 作業時間 : 1時間以内
ジャッキアップ!

まずは右前のジャッキアップです。
しかし!低床用ジャッキ(ホームセンターで売ってたやつ)でも入りません。
とりあえず、台に乗り上げるなどしてジャッキアップポイントの車高を稼ぎます。

タイヤハウスのインナーカバー外し!

右前タイヤを外し、タイヤハウスのインナーカバーを外します。
T25のトルクスと、10mmのナット、内装固定ピンでとまっています。
ひたすらネジを外します。
インナーカバーはタイヤハウス前部分と後ろ部分に分かれていますが、前部分だけ外せば良いです。
上部は前部分と後ろ部分が重なっているので、前方向に引っ張って外しましょう。
インナーカバーにはヘッドライト交換用のホールがありますが、ここからだとリレーにはアクセスできません。
(海外だと、リレー部分が蓋になってるモデルもあるっぽいですね。)

インナーカバーのネジ

一つだけ、こんなところにネジがあります。こいつも外しましょう。(2番の+です)

インナーカバーの中身

インナーカバーを外すと、リレーホルダのナットが現れます。
こいつを外してあげると、リレーホルダが取り出せます。
しかしこの車の足回り、すげーな。

スタータリレーが現れた!

リレーホルダを外すと、防水カバーがかぶせられたリレー群が現れます。
防水カバーを外すと、上の写真のようにリレーが現れます。
スタータモータのリレーの位置は、ヴェローチェだと丸で囲んだものでした。
グレードによってリレーの位置が違うという情報もあります。
2019年式ヴェローチェはこれで間違いないはず。(外すとエンジンかからないし。交換したら治ったし。)

スーパーだと、上記のアイドリングストップ関連と思われるリレーの位置という情報もあります。
ヴェローチェでは、これを外してエンジンON!すると、盛大にSTART STOPエラーが出ます。
(エラーを消すには、エンジンONして、ステアリング左右いっぱいまできって、再始動 の儀式が必要です。)

トランク内のリレー

リレーは12V30Aの汎用品で良いですが、手持ちがない場合や、汎用品の評価をしたい場合(実績がなくて怖い場合)は、リヤデフロスタのリレーを使うと良いでしょう。
分解しなくても取り出せる位置にあります。

エンジンルーム内から見えるリレー

エンジンルームの右ヘッドライト奥からリレーにアクセスできるのですが、3列6個のリレーのうち、車体中央側2個しかアクセスできません。(写真は防水カバーを外した状態)
ここにエンジンスタータリレーを入れ替えてしまえば(配線届くかな)、次に始動しなかった場合に楽なのですが、整備工場に出した際に標準と違う位置に取り付けてあると厄介なので、あえて標準の位置のまま組みました。

作業自体は簡単なのですが、出先だとジャッキアップできないから無理かも。
右前タイヤさえ外せれば、なんとかなります。

ちなみに、ホイールボルトの締め付けトルクは、110Nmです。

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